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同時代を生きる仲間とともに。

今日の新聞の朝刊1面の記事が興味深かった。
「イラン核協議 最終合意」と「与党単独 今日採決」の大見出しが並びました。

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かたや、ホルムズ海峡の片岸にあるイランが、対話による平和に向けて大きく歩みだしたという記事。
他方、対話による平和構築を軽視し、武力を背景にした威嚇による緊張状態を「平和」と称する法案を強行採決するとの記事。
「平和」の解釈としては、まったく真逆の方向です。

安保法制の国会論議ではイランがホルムズ海峡に機雷をばらまくことを想定していますが、そのような想定をすること自体が世界の情勢にまったく合っていないことは、今日の記事からも明らか。
キューバやイランをはじめ、今、世界は、軍事力による「平和」ではなく、対話による平和構築に向けて歩みだしています。
まさに、憲法9条の理想に向かって、世界は進んでいるのです。

このような世界の流れに逆行しようとする日本。
政府が必死に宣伝する「中国や北朝鮮の脅威」なんて、誤魔化し。
軍事力で根本的に解決できる国際問題など、何一つありません。

昨日の国会周辺のデモに参加してきました。
2万人もの物凄い数の仲間が集まりました。
今日の昼は静岡駅前で街頭宣伝、夕方には市内のデモ行進に参加。
静岡でも多くの仲間が声をあげています。
今の流れは止まらないかもしれませんが、それでもやるべきことをやるしかありません。

同時代を生きる、真の平和を愛する素晴らしい仲間たちとともに、次世代に平和な世の中を引き継ぐために、最後まで力を尽くしたいと思います。

弁護士  西ヶ谷知成