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仕事納め。

弁護士の西ヶ谷です。

昨日で仕事納めにしたかったのですが終わらず,今日が仕事納めになってしまいました。

今年は新規相談1000件以上,ご依頼件数250件と,これまでの弁護士人生の中で最も忙しい一年となりましたが,新人弁護士の成長と事務局の頑張りに支えられ,何とか無事一年を終えようとしています。

過労でクタクタになっている私を陰で支え励ましてくれた方々にも深謝です。

数ある法律事務所の中で当事務所をお選びいただいた皆様のご期待に応えられるよう,来年も引き続き頑張っていこうと思っています。

さて,今年の日本を振り返ると,国際社会に背を向ける出来事が目立ったように思います。

上半期には,北朝鮮をめぐるアメリカや東アジア諸国の対話の動きに日本は積極的に加わりませんでしたし,唯一の被爆国であるにもかかわらず核兵器禁止条約にも参加しませんでした。

また,国際機関から再三にわたり廃止すべきとの勧告を受けているにも関わらず大量の死刑執行をし,つい先日も自国の意見が通らないからとIWC(国際捕鯨委員会)からも脱退してしまいました。

さらに,ゴーン氏の逮捕・勾留をきっかけに世界から「人質司法」と揶揄された司法制度の問題についても,見直す動きは出てきていません。

日本は国際社会からどんどん孤立していっているにもかかわらず,相変わらず「日本凄い」との自画自賛のテレビ番組も多く放送されているようですし,日本の歴史を曲解し美化する書籍もベストセラーになっているようですね。

国際社会において,日本が「非常識な恥ずかしい国」になりつつあるという不都合な現実に,そろそろ目を向けるべきだと思います。

弁護士 西ヶ谷 知成