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政治の教育への介入に対し,子を持つ親としてどうあるべきか,を考える。

安倍政権が,教育分野への政治介入を強めようとしている。
教科書採択への介入,教職員人事への介入など,これまで教育のプロに委ねられてきた分野に政治家の意思を介入させることができる制度を導入しようとしているのだ。

安倍政権の教育に対するスタンスは明確だ。
子どもたちに愛国心を植え付け,日本という国に奉仕する国民をつくることを目指している。

これは一見,さほど悪いことではないようにも思える。
むしろ,よりよい社会に繋がっていくような「気がする」。

しかし,騙されちゃいけない。
この愛国心を植え付ける教育は,国家のためなら命を賭けてもいい,という発想に繋がる。
そういう発想をもった若者が増えれば,軍隊への徴兵がしやすくなるし,また軍隊の士気も高まる。
そこに安倍政権の真の狙いがある。

そう,この教育「改革」は,安倍政権が実現しようとする「戦争が出来る国」づくりへの布石なのである。

ところで,ボクは自分の子どもには公立学校に行かせたいと,かねがね思っている。
いろいろな意味で均質化される私立学校ではなく,均質化されていない集団で学校生活を送った方が,子どもにとって有意義だと思うから。
でも公立学校だと,もろに,この教育「改革」の煽りを食らうことになってしまう。
つまり,国家によって愛国心を刷り込む洗脳教育に,自分の子どもが晒される危険がある。

では,親として,この悪しき教育「改革」から子どもを守るために出来ることは何だろうか,と最近けっこう真剣に考える。

子どもを戦争に行かせないために,親として出来ることは何か。

まず頭に浮かぶのは,国際感覚を身につけさせること。
国際感覚といっても難しい話ではない。
自国の常識とは異なる価値観を,一定程度許容できるようになること。
日本を愛する気持ちを持つことはいいが,他国民が自国を愛する気持ちを尊重できるようになること。
こういった当たり前のことをしっかりを身につけさせることが,まずは大切だと思う。

また,自国に都合よく歪曲したものではない正しい歴史を伝えることや,戦争の悲惨さや愚かさを具体的に伝えていくこと。
こういったことも,子どもを戦争に行かせないために重要なことだと思う。

さらに,平和を重んじる政治が行われるように,世の中を変えていくこと。
これは相当難しい。でも,子どものために,親としてやらねばならない。

今歪みつつある教育システムから自分の子どもを守っていくために,親としてやらなければならないことは,少なくない。

弁護士 西ヶ谷 知成