弁護士の西ヶ谷です。
今年の後半は特に多忙を極め、結局のところ、今日12月31日が仕事納めとなってしまいました。
でもブログを更新しないのでは仕事を終えた気がしないので、一年を締めくくるブログを書こうと思います。
今年はブログの更新回数がこれまでになく少なくなってしまいました。
忙しかったということもあるのですが、それ以上に、「書く気がしない」というのが理由です。
当ブログは社会問題について取り上げることが多いのですが、今年はあまりに悪いニュースが多く、それらを取り上げる気力も沸きませんでした。
今の政治は、歴史を顧みず、国民の権利や自由を制限することばかり。
福島の教訓を無視して原発利権にしがみつき、秘密保護法で不都合な事実を隠し、安保法制実施で憲法9条を骨抜きに。その他、悪法がぞろぞろと世に出されました。
しかし、テレビはまともに政治を批判せず、その結果、多くの国民は今の政治が国民のためになっていないことに対する問題意識を抱かない。
正直言って、この国に対する絶望感を抱かざるを得ません。
しかし、一方で、日々の弁護士業務の中で「世の中捨てたもんじゃないな!」と感じることが時々あります。
依頼者が絶望から這いがり、前を向いて歩こうとする姿を目の当たりにしたときや、依頼者の善意に触れたときに、勇気や感動をもらうことが一年に何度かあるのです。
そんなとき、「人間て強いな!」、「人間ていいな!」などと思ったりなどするのです(なんか書いてて照れますが…。)
世の中に絶望してばかりではいられません。
そんな依頼者からもらう勇気や感動を糧に、来年は心機一転、希望をもって前に進んでいきたいと思います。