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よくある質問

借金問題Q&A

借金の返済に行き詰まり困っています。【借金整理のために取りうる方法】

サラ金や銀行など8社に約600万円の負債があり、返済に行き詰っています。何か解決方法がありますか。
借金を法的に清算できる方法があります。大きく分けると、裁判所を通して清算する手続(破産や個人再生)と、裁判所を通さずに清算する手続(任意整理)があります。借金の総額や借金の理由、今後の返済可能性などによって選択すべき手続が決まります。
破産、個人再生、任意整理それぞれの特徴について教えてください。
破産は自己の財産(土地や建物等)があればそれをお金に換えて債権者に公平に分配することを前提に、全ての借金を帳消しにする裁判上の手続きです。個人再生は、債務を2割程度に減額してもらって原則3年間で返済する裁判上の手続きです。任意整理は、裁判外で債権者との間で減額や返済期間の伸長(=支払い月額の減額)を交渉する手続です。

長年サラ金から高金利で借りているので過払いが生じているかもしれないのですが。【過払い金について】

長期間、サラ金から借り入れがあると過払金が発生することがあると聞きましたが本当ですか。
違法な金利で長期間借り入れをしていた場合、払い過ぎた利息を元本に組み入れて計算をし直すと、すでに元本がなく、むしろ金融業者が返金しなければならない金銭が生じていることがあります。これが「過払い金」と言われるものです。平成22年の法改正によってグレーゾーン金利が撤廃されたことにより、平成22年以降の借り入れについては過払い金は通常生じないことになりました。平成22年以前に、長期間(おおよそ5年以上)借り入れをしている場合には、過払い金が発生している可能性があります。

破産手続を行うとどんなペナルティーがあるの?【個人の破産について】

自己破産手続を行うとどのようなペナルティがあるか教えてください。
自己破産をすると、マイホーム等の財産は原則として処分しなければならなくなります。また、破産者は弁護士・司法書士などの職に就くことはできなくなるなど一定の資格制限があります。さらに自己破産をすると、信用情報機関のブラックリストに登録されてしまいます。この登録期間は信用情報機関によって多少の違いがありますが、およそ5年~10年です。ブラックリストに登録されると、その期間は銀行やサラ金からお金を借りたり、クレジット会社からカードの発行を受けることが出来なくなります。また、免責決定を受けてから7年間は再度の破産手続をとることができません。他方、選挙権を失ったり、海外旅行に行けなくなったりすることはありませんし、多くの人に自己破産の事実を知られてしまうなどということも通常はありません。

会社が行き詰まってしまいました。【法人の破産について】

会社が業績不振で借金の返済が出来ず倒産を考えています。一番念頭に置かねばならないことは何ですか。
会社の倒産の場合,裁判所が破産管財人を選任しますので,そのための予納金が必要となります。また,破産申立の費用も必要となります。全く余裕がないところまで頑張ってしまうと法的な整理が出来ないことになってしまいますので,その前にご相談なさることをお勧めします。

住宅に住みながら負債の整理をする方法がありますか。【個人再生について】

住宅ローンを払い続けながら他の負債を整理する法的手続きはありますか。
自宅を手放さないで負債を整理する方法としては、後述の任意整理と個人再生とがあります。個人再生では住宅資金特別条項が設けられており、同条項を使うと、住宅ローンを支払いながら、他の負債を2割程度に減額させたうえで原則3年の分割払いで返済していくことができます。

裁判所を通さない負債の整理方法がありますか。【任意整理について】

返済が苦しいので何とかしたいのですが、破産は避けたいと思っています。何かいい方法がありますか。
裁判所を通さずに,債務自体の減額や月の支払額の減額を求めて債権者と交渉を行う方法があります。「任意整理」といいます。破産や個人再生とは違い,債務の免除や大幅な減額はあまり期待出来ませんが,裁判所を通さない点で簡便さや柔軟性があります。