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憲法学習会で講演。

最近,憲法学習会の講師に招かれることが多くなりました。
ほとんど余裕のない毎日ですが,都合がつけば出来る限り引き受けるようにしています

先月は,私の生まれ故郷の静岡県藤枝市にて,年金者組合に招かれ「秘密保護法」の危険性について講演をしてきました。
40名ほどの前でお話しさせていただきましたが,中学時代の塾の先生や両親,友人の親なども参加されていて,何となく照れ臭くもあり嬉しくもあり・・・。
少々変わった空気の中でお話しさせていただきました。

また,一昨日(11月15日)は,静岡県教職員9条の会の再結成集会という記念すべき(?)集会にお招きいただき,30人ほどの教職員や元教職員の皆様の前で,「集団的自衛権」の問題についてお話しさせていただきました。

どちらの集会でも,皆さん熱心に私の話をお聞きくださり,また質問や意見交換など活発に行って頂きました。
参加した皆さんは,安倍政権の暴走によって「戦争国家化」へと進む日本を憂い,どうしたら次世代に平和な世の中を引き継いでいくことができるか,真剣に悩んでおられました。
また,戦争国家にはさせない,平和国家を維持するんだ,という強い決意も感じさせられました。

安倍政権下で急激に世の中が変わってしまった感がありますが,我々の時代に出てきた「集団的自衛権」や「秘密保護法」という「負の遺産」をそのまま次世代に残すわけにはいきません。
日本を戦争に荷担できる国にしないよう,今,真剣に平和の問題に向き合わねばならない時だと思います。

報道によると,解散総選挙が間近になってきているようです。
この選挙の争点とされるであろう「今の景気」が大事だという考えも,否定はしません。
しかし,「次世代にどのような社会を引き継ぐべきなのか」という視点の方が,「大人の責任」という側面からよっぽど大切なことです。
私はこのような視点で,一番共感できる方に投票するつもりでいます。

弁護士 西ヶ谷 知成