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ジンバブエの政変と日本の政治。

弁護士の西ヶ谷です。

今、アフリカ、ジンバブエのムガベ大統領に対する弾劾手続きが進められていることが新聞等で報じられています。
今朝のワイドショーによると、大統領の独裁のみならず大統領夫人が国家財産を私物化してきたこともクーデターの引き金の一つになったとのこと。

ジンバブエと言えばアフリカ最後の植民地。「1980年、独立」と大学受験の世界史で暗記したことをかすかに覚えています。

今回の政変は独立後のムガベ大統領による国政の私物化に国民の怒りが表面した結果であり、政治を国民の手に取り戻すいい機会だとは思いますが、平和裏に進むことだけは強く望みます。


さて、このニュース。
遠いアフリカの出来事ですが、今の日本政治にも通じるものがあるのではないかと思います。

つまり、「国政の私物化」=「権力の濫用」が、今の日本の政治にも、明らかにあります。


先日の解散・総選挙は、安倍首相が「モリカケ」問題の責任追及から免れるために、問題の追及が予定されていた臨時国会の冒頭で解散を宣言し、選挙に突入しました。
こんな大義のない解散総選挙は、過去に例がありません。

まさに私たちは、安倍首相による「国政の私物化」=「権力の濫用」を目の当たりにしました。

それだけに、権力の濫用を追認するかのような選挙結果には、私は正直、ひどく落胆しました。

それみたことか、選挙直後の臨時国会では、質問時間を与党有利に改変させられてしまいましたよね。

安倍政権が、小学生でも習う民主主義の基本である「少数派との議論」をないがしろにして自身への批判をかわし、権力にしがみつこうとしていることは明白です。

まさに、権力への歯止めが利かなくなってきているという危機、つまり立憲主義の危機が訪れているのが、今の日本。

政治を国民の手に取り戻そうとしているジンバブエの姿勢に私たちが学ぶべきものは、少なくないと思います。